『語用論的方言学の方法(ひつじ研究叢書 言語編) [単行本]Ω』はセカイモンでkJ-000d996108から出品され、608の入札を集めて04月14日 17時 28分に、7,550円で落札されました。即決価格は7,550円でした。決済方法はに対応。青森県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
目次まえがき序章 語用論的方言学への誘い1. 本書が提示したいこと2. 本書の構成と内容I 原理・方法論第1章 語用論的方言学の目的と方法1. 「語用論的方言学」とは何か2. 本書における語用論的な視点3. 本書の対象とそのとらえ方3.1 本書が対象とする言語分野3.2 対象のとらえ方について4. 語用論的方言学の意義第2章 語用論的方言学の視点 「言語的発想法」について1. 言語態度への注目2. 「言語的発想法」について2.1 「言語的発想法」とは2.2 「言語的発想法」の構造化3. 「言語的発想法」の社会的側面3.1 社会と言語活動の関係モデル3.2 「言語的発想法」と言語環境3.3 言語環境と社会環境4. 「言語的発想法」の地理的傾向第3章 語用論的方言学の資料(1) 概説、および、『生活を伝える方言会話』の制作1. 本書の資料概説2. 『生活を伝える方言会話』の制作2.1 語用論に求められる談話資料2.2 言語行動の枠組みに基づく記録2.3 具体的な設定場面2.4 収録方法2.5 今後に向けて第4章 語用論的方言学の資料(2)「話し方の全国調査」の実施1. 言語行動の全国調査2. 調査の目的3. 調査の方針4. 調査の概要4.1 調査方法4.2 調査対象者4.3 調査票・質問方法5. 調査項目の設計5.1 目的別言語行動の一覧5.2 先行する調査との関係5.3 調査項目一覧5.4 想定する話し相手6. 本書のデータ7. 調査データの研究上の射程第5章 語用論的方言学の調査法 「擬似会話型面接調査」の試み1. 会話の特徴に迫る調査法2. 「擬似会話型面接調査」とは3. 調査内容4. この方法の有効性と限界 II 各論(1)言語行動・談話【挨拶・儀礼】第6章 挨拶における定型性の地域差 談話から見た朝の挨拶1. 挨拶研究の新たな視点1.1 挨拶と定型性1.2 談話的視点の導入2. 資料と方法3. 朝の訪問の挨拶の地域差3.1 挨拶を構成する要素の種類3.2 挨拶を構成する要素の分布4. 挨拶の重層性と定型性5. 挨拶の反復性5.1 鸚鵡返しの「おはよう」5.2 返事を伴う「おはよう」5.3 談話展開と反復性6. まとめ第7章 挨拶表現と発想法の地域差 入店の挨拶を例に1. 本章のねらい2. 柳田の考察と課題3. 新たな調査から見えてくるもの3.1 入店の挨拶の全国調査3.2 表現形式の分類3.3 分布と変遷4. 入店の挨拶の方言形成4.1 伝播論の射程4.2 急速伝播のメカニズム5. 発想法から見た方言形成5.1 入店の挨拶の発想法5.2 発想法の地域差5.3 地域差の社会的背景6. まとめ第8章 儀礼性と心情性の地域差 弔問の会話に見る1. 弔問の会話と言語運用2. 資料と方法3. 会話の部分構成を見る 「弔意の表明」に対する遺族の応答のあり方4. 発話要素の現れ方を見る4.1 「弔問の経緯の説明」の出現状況4.2 「無沙汰の詫び」の出現状況4.3 「存命中の世話に対する礼」の出現状況4.4 「看病に対するねぎらい」の出現状況4.5 発話要素の現れ方のまとめ5. 儀礼性と心情性の地域差6. おわりに第9章 婉曲表現と発想法の地域差 「死」を表す表現について1. 語彙的な要素と「言語的発想法」2. 加工性から見た語彙3. 死ぬことを表す婉曲表現3.1 資料、および、表現の分類3.2 表現の種類と具体例3.3 婉曲表現の地理的傾向4. 婉曲表現の発想法【依頼・受託】第10章 会話に見る依頼と受託の姿 気仙沼市の場面設定会話から1. 会話から見た言語行動1.1 依頼会話と対象場面1.2 ここでの方法論2. 『生活を伝える方言会話』の分析2.1 会話場面の設定2.2 「荷物運びを頼む」場面の会話2.3 「お金を借りる」場面との比較3. 「擬似会話型面接調査」による考察3.1 「擬似会話型面接調査」と調査の実際3.2 調査の結果3.3 会話集との比較4. 先行研究との比較4.1 会話データによるもの4.2 調査データによるもの5. まとめ第11章 依頼・受託の言語行動の特徴 気仙沼市における多人数調査から1. 本章のねらい2. 調査の概要3. 調査の結果4. 言語行動の特徴4.1 直接的なものの言い方4.2 率直な話しぶり4.3 配慮性の弱い会話4.4 自己に視点をおいた発話態度4.5 感動表現による共感の形成5. おわりに第12章 依頼・受託の言語行動の地域差 配慮性と主観性について1. 全国的な視野から見た依頼と受託2. 分析のための考え方と方法3. 配慮性について3.1 「要求提示」について3.2 「恐縮表明」について3.3 「ちょっと」の使用3.4 さまざまな気遣いの方法4. 主観性について4.1 共感表明について4.2 「状況説明」の主観性4.3 感動詞の使用5. まとめ第13章 依頼の言語行動における配慮性の地域差1. 配慮表現の方言学2. 資料と観点3. 要求表現における配慮3.1 受益性、文タイプ、そして構文上の主体3.2 質問文の種類4. 依頼表現の要素から見た配慮4.1 表現の要素4.2 要素の出現状況4.3 状況説明4.4 恐縮表明4.5 保障提示5. 表現の構造から見た配慮6. 社会的な地域差との関連7. まとめ【全般】第14章 東京と関西の言語行動の違い 谷崎潤一郎の視点から1. 本章のねらい2. 十返舎一九の観察した上方の喧嘩3. 谷崎潤一郎の見た関西人の言語行動3.1 外来者としての谷崎の視点3.2 100年前の東京と関西4. おわりに(2)オノマトペ・感動詞第15章 オノマトペの地域差と歴史 「大声で泣く様子」について1. オノマトペ研究の課題2. 本章ねらいと資料3. オノマトペの種類と分類3.1 前部要素の特徴3.2 後部要素の特徴4. オノマトペの地理的分布と通時的解釈4.1 全体の概観4.2 オ-系とワ-系の詳細4.3 文献での出現状況4.4 方言と文献の対照5. オノマトペの使用と発想法6. まとめ第16章 オノマトペへの志向性の地域差 言語的発想法から見る1. 方言形成における地域特性の問題1.1 地方の主体性という視点1.2 個別的事象から言語的発想法へ2. 言語的発想法から見たFPJD2.1 感情・感覚表現への志向性2.2 感動詞の副詞的使用2.3 オノマトペの副詞的使用3. オノマトペへの志向性3.1 副詞関係の全国方言分布データ3.2 オノマトペと一般語の分類3.3 オノマトペ使用の分布傾向3.4 オノマトペ志向の発想法4. オノマトペ志向がもたらしたもの4.1 オノマトペによる単語家族の形成4.2 一般語のオノマトペ化5. まとめ第17章 オノマトペの機能の地域差 描写性と演出性をめぐって1. オノマトペの機能への着目2. オノマトペの描写性3. オノマトペの種類と生産性4. オノマトペの定型性4.1 東北方言のオノマトペ4.2 西日本方言のオノマトペ5.汎用的オノマトペの演出性6. オノマトペの機能の東西差6.1 質問紙調査がとらえるオノマトペ6.2 オノマトペ同士の言い換え7. まとめ第18章 感動詞の地域差と歴史 猫の呼び声について1. 指示系感動詞と動物2.猫の呼び声の種類と発想法2.1 猫の呼び声のバリエーション2.2 猫の呼び声の地理的分布2.3 猫の呼び声の発想法3. 猫の呼び声の成立過程3.1 舌打ち類の回答処理3.2 舌打ち類の変化過程4.グロットグラムによる推定4.1 猫の名称4.2 猫の呼び声5. まとめ第19章 感動詞の性格の地域差 何のためにどう驚くか1. 本章のねらい2. 感動表現に対する志向性の地域差2.1 喜びを表現する2.2 悲しみを表現する2.3 実用的な会話ではどうか3. 感動詞の定型性と語形成の地域差3.1 句的感動詞と定型性3.2 複合と形態的操作3.3 生成システムとしての語形成4. 感動詞の性格と機能 オノマトペとの並行性5. まとめ第20章 感動詞の運用の地域差 東北と近畿の違いについて1. 感動詞の地域差を探る視点2. 本章の目的と資料3. 対象とする感動詞の認定3.1 感動詞の採否の基準3.2 語形認定の方法4. 調査項目の解説5. 得られた感動詞と量的特徴6. 感動詞使用の場面的特徴7. まとめ(3)文法第21章 文法的発想法の地域差とその成立1. 『方言文法全国地図』の作業現場から2. 文法的発想法の地域差3. 発想法の観点から見る方言量4. 発想法の地域差と日本語史5. おわりに第22章 擬似的文法表現の地理的傾向 とりたての発想法をめぐって1. 語用論から見た文法2. 「は」の使用について3. とりたて助詞全般の傾向4. 擬似的文法表現の方法4.1 終助詞による代替4.2 反語表現による代替4.3 副詞による代替4.4 語彙的限定による代替4.5 反復による代替5. 擬似的文法表現の発想法5.1 “理屈”より“気持ち”に傾く文法5.2 “節レベル”より“文レベル”を好む文法6. まとめIII 総論第23章 東北方言の特質 言語的発想法の視点から1. 本章のねらい2. 東北方言の言語的発想法3. 自己と話し手の関係について3.1 精密化されない発話生成装置3.2 未分化な自己と話し手4. 躍動する感性・感情 オノマトペと感動詞5. 言語の構造面と言語的発想法6. 東北的特質の背景にあるもの6.1 「高文脈文化」について6.2 「限定コード」について6.3 言語、社会、そして自然7. まとめ第24章 発話態度の地域差 自己と話し手、自己と他者1. 本章のねらい2. 自分本位と相手指向2.1 感謝・恐縮の表明2.2 安堵の表明2.3 状況説明3. 関連して扱うべき現象3.1 自分本位の東北方言3.2 相手指向の近畿方言4. 自己と話し手の分化5. 自己と他者の同一性6. まとめ第25章 言語的発想法の歴史 地理と歴史の相関への見通し1. 歴史的視点の導入2. 日本語史と言語的発想法2.1 言語の運用面に見る発想法2.2 文法史に見る発想法2.3 方言の地域差との相関3. 言語的発想法の方言形成3.1 伝播と多元発生3.2 伝播の受容に及ぼす発想法の影響4. 都市型社会と言語的発想法4.1 地理的地域差と社会的地域差4.2 巨視的レベルと微視的レベルの地域差4.3 関東の位置付け5. まとめと課題終章 結論と課題 語用論的方言学のこれからに向けて1. 本書の試み2. 本書の結論3. 本書の課題参考文献既発表論文との関係索引内容紹介近年、語用論の発展はめざましいものの、歴史語用論や社会語用論に比べ、日本語の地理的側面についての語用論は遅れている。本書はそうした状況を踏まえ、方言学の世界に語用論的な見方を導入し、新たな方言学を切り拓こうとするものである。対象は言語行動、談話に留まらず、オノマトペや感動詞の運用、文法論との接点に及ぶ。また、それらの現象を背後から操る「言語的発想法」の地域差をあぶり出そうとするところに特色がある。著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)小林 隆(コバヤシ タカシ)1957年新潟県に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(文学)。国立国語研究所言語変化研究部研究員・主任研究官、東北大学文学部助教授を経て、東北大学大学院文学研究科教授著者について小林 隆 (コバヤシ タカシ)小林隆(こばやし たかし)1957年新潟県に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(文学)。国立国語研究所言語変化研究部研究員・主任研究官、東北大学文学部助教授を経て、現在、東北大学大学院文学研究科教授。主要著書:『方言学的日本語史の方法』(ひつじ書房、2004年)、『シリーズ方言学1~4』(編著、2006~2008年、岩波書店)、『ものの言いかた西東』(共著、岩波書店、2014年)、『全国調査による言語行動の方言学』(編著、ひつじ書房、2021年)、『全国調査による感動詞の方言学』(編著、ひつじ書房、2022年)
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